「人間は考える葦である」――終業式での式辞で引用された言葉です。
3月18日(金)に第3学期終業式が行われました。校長式辞に用いられた言葉は、フランスの哲学者、パスカルの有名な言葉で、考えることは人間に与えられた偉大な力であることを述べたものです。
国内外の現状は、コロナ禍により様々な制限を強いられた生活、他国への武力による侵攻などにより、気持ちが塞がるような重苦しいものです。
そんなときだからこそ、考えることが大切になります。
コロナ禍による窮屈な生活では、その中で何ができるのか、その中だからこそできることを考える機会とし、国外での武力による悲しい出来事は、遠くの問題とせず、身近な問題として捉え、自分と周りの人たちとの人間関係を見直す機会としてほしいとして式辞は結ばれました。
3学期の終業式は、年度の締めくくりでもあります。
この1年を振り返り、今だからこそできることを考え、新しい年度の始まりに備えてもらいたいです。